
 虫歯
虫歯
          虫歯は歯科用語でう蝕(うしょく)、カリエス(carious)と言い、虫歯の段階はカリエスの頭文字Cと度合いを表す0~4の数字を組み合わせたC0~C4の5段階で表されます。
【C0】初期虫歯
          虫歯菌が出す酸によって歯が溶け始めた「脱灰」と呼ばれる状態です。
          歯質を修復する「再石灰化」を促すことで正常な状態に戻すことができます。
 ★治療方法
          ①歯磨き指導をしっかりと行う。
          ②必要に応じてフッ素塗布などを行う。
          ③定期検診が重要です。
          
          
          
【C1】エナメル質のむし歯
          エナメル質が虫歯になっている穴があいている状態です。
          
          
★治療方法
          必要最小限の切削後にコンポジットレジンという白い小さな詰め物を行います。
          
          
          
【C2】象牙質のむし歯
          エナメル質の奥にある象牙質に虫歯が達した状態です。

 象牙質には知覚が存在するため、冷たい物などがしみたり、痛みを伴うこともありますが、この状態でも痛みを感じない場合があります。
          
          ★治療方法
          虫歯を削って、虫歯の大きさや患者様のご希望に応じて、コンポジットレジン(白い詰め物)を詰めたり、部分的な被せ物をします。
          痛みを感じる事が多いため、歯茎に局所麻酔をして治療を行います。
          できる限り痛みを軽減できるよう麻酔の打ち方にも大変注意を払っています。
          象牙質の虫歯がさらに進行し、歯の内部にある歯髄(神経や血管が収まる場所)にまで感染が進んだ状態です。
           
 歯髄が炎症を起こしているため、冷たい物、熱い物で激しい痛みを感じたり、何もしなくてもズキズキを激しい痛みを感じます。
 ★治療方法
          虫歯で失った歯質が多いため、歯の全体をかぶせるクラウンという被せ物で歯の形態を治す事が多いです。
          歯髄が保存不可能な場合には根管治療を行います。
          歯茎より上に歯質がほとんど残っていない状態です。

★治療方法
          歯に被せ物をすることができない状態のため、抜歯になることがほとんどですが、歯の状態によっては、根管治療をして歯を残せる場合もあります。
          根管治療は、歯の根管の中から「虫歯が進行した歯の神経」「細菌」「昔の治療のつめもの」などを、細い針状の器具で除去しきれいにすることです。
          歯根の中は肉眼で見えない場所であり、また複雑な構造をしていることから、歯科治療の中でも非常に難しく大事な治療です。
          根管治療を始めたら、途中で通院を中止してしまうと歯の寿命が短くなってしまいます。根気よく治療を続けましょう。
          
          
           歯周病とは
歯周病とは
          
          
          ★感染症です。
          
           
          
          
          
          歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯肉や、歯を支える骨(歯槽骨)などが溶けてしまう病気です。
          骨が溶けることによって、骨の上にある歯肉が下がります。
          そして、最終的には歯を支えられなくなり、歯が抜けてしまうのです。
          溶けた骨は元には戻りません。
          悪くなる前に早めに対処することが大切です。
★サイレントディシーズ(静かなる病気)
          初期段階では自覚症状を感じにくく、気が付いたときには重度の状態にまで進行しているケースも少なくありません。
          
          
★治療方法
          お口の中の増殖した細菌を減少、抑制することが重要です。
          患者さんご自身によるプラークコントロール(特にブラッシング)がとても大切になりますので、まずブラッシング指導を徹底していきます。
          次に専門家によるプラークコントロールとして、スケーリング、SRP(ルートプレーニング)、歯周外科を行います。
          スケーリングとは、歯の表面からプラークや歯石を取り除くことです。
          SRPとは、歯肉の中の歯石を取り除くことです。
          また、必要があれば、抗生物質の投与や歯周外科の処置をとる場合もあります。
          歯周治療後の歯周ポケットは、患者さんご自身によるプラークコントロールと歯科医院でのメンテナンスをしなければ再び歯周病が進行してしまいます。
          おうちでのケアと歯科医院でのケアの両方がとても重要なのです。
           詰め物・被せ物・入れ歯
詰め物・被せ物・入れ歯
          ★詰め物 
           歯の一部分を失った場合、コンポジットレジン(白い詰め物)やインレー(型をとって、部分的な詰め物を作りお口の中にセットする)があります。
★被せ物 
           歯を大きく失った場合に、歯の全体を人工物で覆い治療をする方法です。
          
          
          
          
          
           部分的に歯を失った場合に受けられる治療法です。失った歯の“隣の歯”を土台として、一体型の補綴装置(ブリッジ)を被せて、抜けた歯を補います。
          
          ★部分入れ歯
          
          
           部分的に歯を失った場合に受けられる治療法です。残っている歯にクラスプ(バネ)などをかけて入れ歯を安定させ、抜けた歯を補います。
          
          ★総入れ歯
           すべての歯を失った場合に受けられる治療法です。
          唾液による吸着力・お口周りの筋肉による維持力・歯茎と入れ歯が密接に接することによる吸引力などにより入れ歯が支えられます。
          
          
           小児
小児
★お子さまをむし歯から守る3つの方法
          1.感染源の除去
          生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、むし歯はいません。むし歯は感染症です。
          むし歯を持つお父さんお母さんが、食事中に口をつけたお箸やスプーンでお子さまに食事を与えたり、食べかけのものを分け与えることで、お子さまにむし歯菌がうつってしまう恐れがあるのです。
          毎日の歯磨きはもちろん、歯科医院でのケアやクリーニングを受けましょう。
2.感染経路の遮断
          むし歯の感染を防ぐのに効果的なキシリトール、特に無糖、糖類0g、シュガーレスなど
と表示されている製品を活用しましょう。また、口移しなどは極力控えて感染させないようにしましょう。
          
          3.抵抗力の強化
          歯医者さんでの歯磨き指導を受けたり、歯の溝を埋めるシーラント填塞、歯質を強化するフッ化物(フッ素塗布)などを活用して、抵抗力を強化し、抵抗力を高め、大切なお子さまの歯を守りましょう。
          
          
う蝕(むし歯)および歯周病の原因となる歯垢の除去は、歯の形態や歯列の状況などから、自己管理のみで完全に行うことは困難です。そのため、これらの疾患を予防し、実際に歯の喪失防止に結びつけるためには、自己管理に加えて、専門家による歯石除去や歯面清掃、予防処置を併せて行うことが重要です。
          実際に、歯科医師、歯科衛生士による適切な予防処置(フッ化物応用、予防填塞(フィッシャーシーラント)、歯石除去や歯面清掃 等のプロフェッショナルケア)を組み合わせて行うことがう蝕(むし歯)および歯周病を予防し、歯の喪失を減少するのに有効であることが、多くの研究から明らかにされています。
          
          定期的に受診されることをおすすめしています。
          
           主に機能的な部分の改善を目的とした治療
           保険診療で認められた材料、方法で行う。
★審美歯科とは  
           見た目の美しさを追求し、機能面の改善も目的とする治療
           保険診療では使用できない材料(セラミック、ジルコニアなど)・方法で行い、
           よりきれいな精度の高い仕上がりで保険診療では得られない満足感を感じられます。
                 
           ご興味がございましたら、お気軽にご相談ください。
          
★当院ではインプラント専門医の治療となります。安心してご相談ください。
          
          インプラントとは一般的には医療器材を身体に埋め込むことの総称です。
            
          
①    ブリッジ・入れ歯とは違い、大きく歯を削ったり他の歯にバネをかける必要がなく、健康な歯への影響や負担が少ないです。
②歯を失ったところにインプラントを埋め込み、独立した歯として機能するので、見た目も自然で自分の歯と同じような感覚で噛むことができます。
③    安定していない義歯使用者にも適応可能。
          (インプラントオーバーデンチャー)

④    インプラントは虫歯になることはないが、歯周病(インプラント周囲炎)になることはあるので、天然歯同様セルフケアが必要なのはもちろん、歯科医院での定期的なメインテナンスが重要です。
          
          
矯正歯科
          ★矯正担当医師は非常勤です。矯正の診療日につきましては、お知らせをご覧ください。
          ★矯正治療は公的健康保険の適用外の自費診療(自由診療)となります。
          
          
 小児一期治療
          永久歯に生え変わる前に行う治療
          主に取り外し式の矯正装置(拡大床・機能的矯正装置など)を使用
          期間:1~2年(1~2ヶ月ごとに12~24回通院)
          費用(税抜き)
           
| 相談料 | ¥0  | 
| 検査診断料 | ¥10,000  | 
| 基本施術料 | ¥300,000  | 
| 保定観察料(来院ごと) | ¥3,000  | 
          
          小児二期治療
          小児一期治療終了後、永久歯に生え変わった後に行う治療
          マルチブラケット装置(ワイヤー)を使用
          期間:1~3年(1ヶ月ごとに12~36回通院)
          費用(税抜き)
           
| 基本施術料 | ¥400,000  | 
| 調節料 | ¥5,000  | 
| 保定装置代(上下) | ¥40,000  | 
| 保定観察料(来院ごと) | ¥3,000  | 
           
           
成人矯正(永久歯に生え変わった歯列)
          マルチブラケット装置(ワイヤー)
          期間:1~3年(1ヶ月ごとに12~36回通院)
          費用(税抜き)
           
| 相談料 | ¥0  | 
| 検査診断料 | ¥10,000  | 
| 基本施術料 | ¥700,000  | 
| 調節料 | ¥5,000  | 
| 保定装置代(上下) | ¥40,000  | 
| 保定観察料(来院ごと) | ¥3,000  | 
           
※矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
          1)矯正歯科装置を付けた後しばらくは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、一般的には数日間~1、2週間で慣れてきます。
          2)歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。 
          3)矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必 要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
          
          4)治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるためむし歯 や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらにかかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。
          また、歯が動くと隠れていたむし歯があることが判明することもあります。 
          5)歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
          6)ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。 
          7)ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。 
          8)矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。 
          9)治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの症状が生じることがあります。
          10)治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
          11)歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行う可能性があります。 
          12)矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。 
          13)矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する 可能性があります。 
          14)動的治療が終了し装置が外れた後に現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療 (修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
          
          15)動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや、咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。 
          16)あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。 
          17)治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬みせが変化することがあります。
          
          18)矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
          
          
           
          
          
          
          
 マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)
          期間:1~3年(1~2ヶ月ごとに6~20回通院)
          費用(税抜き)
           
| 基本施術料 | ¥700,000~900,000  | 
| 調節料(来院ごと) | ¥3,000  | 
| 保定観察料(来院ごと) | ¥3,000  | 
          
          
          
          
          
          
          
          
          
          ※インビザラインの注意点
          ・インビザラインの設計は担当歯科医師が行いますが、装置は海外で製作されるため、薬機法未承認の矯正歯科装置と なります。医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。国内にはマウスピース型矯正装置として薬機法の承認を受けているものが複数存在します。
          ・インビザラインは、1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けており、これまで、世界中の 100カ国を超える国々で800万人以上(2020年現在)の患者様に使用されている治療方法ですが、重篤な副作用の報告はありません。
          ・インビザラインは米国アライン・テクノロジー社の製品であり、当院はインビザライン・ジャパン株式会社を介して入手しています。
          ・マウスピース型矯正装置は1日20時間以上装着し、1週間~2週間毎に患者様ご自身で新しい装置へ交換していただくため、自己管理が重要です。正しく装着できない場合、良好な治療結果が得られません。
          ・口腔内の状況に応じて、インビザラインで対応できない場合があります。
          ・補助的な矯正器具が必要になる場合があります。
          
          
ホワイトニング
          当院のホワイトニングは、ホームホワイトニングとなります。
          
          
          
〒174-0053
        東京都板橋区清水町27-5
        TEL 03-6915-5169
        FAX 03-6915-5169
歯を失った部分に外科手 術で人工歯根(チタン製)を埋め込み、上部構造と呼ばれるクラウンやブジッジのような補綴装置を接続させます。
当院ではインプラント専門医の治療となります。
安心してご相談ください。